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記憶はあるが今は嘘をつかせてもらう。それはもう決定事項だ。
「そう…なんですか……」
何故か、彼女クレアの方が暗い表情をしだす。
罪悪感が無いとは言えないが、つとめて明るく話しかける。
「あ、クレアが気にする事無いよ?えーっと…」
が、話の内容が思い浮かばない。
「これからどうするです?」
どうしようと悩んでいたら、クレアから先に質問してくれた。
「常識とかも綺麗さっぱりだから、クレアさえよければしばらくお世話に…」
「本当です!?」
暗かった表情がいっきに明るくなる。
何故?
「あ、そういえばエルフと俺みたいな人間と一緒で大丈夫なの?」
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