第一章

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「人間?ヒュム族ですね!えーっと…」 何やら歯切れの悪いクレア… まぁだいたい予想はつくけど… 「ヒュムとエルフの他には何がいるの?」 予想は後でぶつけるとして、今はとりあえず種族から聞いていこう。 「あ、はい!ヒュム族とエルフ族、獣人族に龍人族ですね魔人族も居ると言われてますが私は会ったことありません。」 まぁ知識として知っているけど実態はどんなものか知らないって事だと理解する。 「じゃあ国は?」 「バラバラですね…ヒュム族が大陸に広く分布してます。エルフ族や獣人族は森なんかに隠れ里を、龍人族は山岳や山に分布してます。魔人族は詳しくはわからないんです。エルフ族や獣人族、龍人族には紛れてないのはわかるんですが…」 フム、成る程。 きっと三種の種族は五感で魔族特有の何かを感じるが、ヒュム族は平均的過ぎるからもしかしたら紛れているって事らしい。
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