第一章

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「あ、もちろんこの近くにもヒュム族の国はありますよ?東にトウレイ国と言って比較的奴隷が少ない無い地域です。そこなら魔人族も居ない…と思います。」 気になるワードが出てきたぞ… 奴隷…だと!? 「奴隷って?あの奴隷?」 「あの奴隷がどの奴隷に当たるかはわからないですけど、その奴隷であってます。」 もしや…いや、間違い無いだろう…が 「ヒュム族はエルフ、龍人、獣人を?」 「はい…残念ですが労働力にするものや、男性の慰めに使い捨てる者も…」 もう同じ人として、いや、ヒュムとして聞き捨てならない情報だった… 「許せねぇ…」 「………え?」 きっと俺の今の表情は、怒りに満ちた顔だろう。 鏡や水に写す必要すら無いほどに歪んでいるはず。
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