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「あ、もちろんこの近くにもヒュム族の国はありますよ?東にトウレイ国と言って比較的奴隷が少ない無い地域です。そこなら魔人族も居ない…と思います。」
気になるワードが出てきたぞ…
奴隷…だと!?
「奴隷って?あの奴隷?」
「あの奴隷がどの奴隷に当たるかはわからないですけど、その奴隷であってます。」
もしや…いや、間違い無いだろう…が
「ヒュム族はエルフ、龍人、獣人を?」
「はい…残念ですが労働力にするものや、男性の慰めに使い捨てる者も…」
もう同じ人として、いや、ヒュムとして聞き捨てならない情報だった…
「許せねぇ…」
「………え?」
きっと俺の今の表情は、怒りに満ちた顔だろう。
鏡や水に写す必要すら無いほどに歪んでいるはず。
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