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俺の中で何か決意固まった。
同族だが、ヒュム族に関わる奴隷を無くす事、異種族間での溝埋め。
そうと決まれば…いや、決まったが不安要素からつい呟いてしまう。
「俺に力あるだろうか…」
「トモキさん?どうしたですか?」
ため息を吐きそうになったが、クレアにも俺の不安が伝わったようで心配そうな顔つき。
意を決して、クレアに相談してみた。
ヒュムのやっている奴隷が気に入らない事、クレアと俺のように異種族とでも仲良くなれるようにしたい事。
それには、どうしても力が必要になる事。
「じゃあ明日から魔法の特訓をしましょう!」
聞いているうちにクレアは何が嬉しいのかニコニコしながら俺にそう持ち掛けてきた。
昼も食べず、話し込んだ為中途半端な時間だが、昼兼夕食を食べてその夜は更けていく。
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