プロローグ

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俺の名前は久藤知輝(クドウトモキ)。 まぁ、家では穀潰しなんて酷い言われ方をしていた。 父、母との三人暮らしだったらしいが…。 俺が生まれて間もなく、父は行方不明になり、母は過労で倒れた。 そして、俺はわずか2歳にして親戚をたらい回しにされた上に孤児院に預けられた過去を持つ。 幼いながらに孤児院での生活に慣れるが、孤児院の経営者の事故死により、皆とはバラバラに。 路頭に迷っていた所。 優しいお爺さん、お婆さんに拾われて、不自由の無い生活をしていた。 それも、長くは続かなかった。 中学生入学と同時に育ての親の爺さんが病気で息を引取、婆さんも後を追うように逝ってしまった。
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