116人が本棚に入れています
本棚に追加
『煌めきの皇帝』としてエルフを統べる、ユニアの王はある時、長きに渡る抗争に終止符をうつため、この世に神を降臨させた。
王は神に、自らの種族のみがに住まう新世界を望み、代償として、自らとユニアの民の身体を捧げた。
その証としてエルフは、片目が水晶のような澄んだ瞳、そして煌晶のアザを持った、煌晶人(クリスト)となった。
そして、神は力を使い、ピュアはその力で次々と煌晶(クリステル)と成り果てていった。
戦いは終わったかのように思われた。
しかし、エルフ達の思い通りにはならなかった。
ピュアを統べる「夢を織る姫」は同族の人々と立ち上がり、ついには神を滅ぼすに至った。
こうして、後に「煌神戦争」と呼ばれる長きに渡る抗争にようやく終止符が打たれた。
それ以降、敗者である煌晶人(クリスト)は数を減らし、
ピュア、もとい源祖人(ヒュート)がそれらを支配する時代が幕を開ける。
『スピカ教団における世界の起こりと、煌神戦争の真相』より一部抜粋。
最初のコメントを投稿しよう!