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「で、何の用だ?真」
銀二は真に問いかける
答えは大体相場が決まっている。
「救援要請です、西村・篠原にAの3地区へ救援の命が下っています!」
「A3地区って言ったら…市街地じゃないか、あそこなら救援を求めるほど困らないはずだ」
「しかし、実際にこうやって書状も来てますし、向かってみてはどうでしょうか?」
「……分かった、だが俺一人で行く」
「おいおい大丈夫なのかよ」
「分からん、でも市街地戦は俺の得意戦況だ」
「だ…だったら私も向かいます!」
「ばーか、お前が行ってどうする?銀二の足手まといだろうが」
「で…ですが」
「祐一郎、言い過ぎだ…真、お前、スナイピングが得意だったよな?」
「えぇまぁ…あまり好みませんが」
「とりあえず、マテリアルと旧式M9持ってついて来い、祐一郎はここに残って戦線状況を楠木上官に逐一報告してやってくれ」
「了解だ、真、銀二を頼んだ」
「は、はい!」
「銀二」
「あ?何だ?」
「伝説と同じようになんなよ」
「伝説って…国軍特別武装許可隊隊長『双牙 双竜』か?」
「あぁ」
「馬鹿野郎、俺にはあの人のような能力はないよ」
「双牙双竜(ソウガソウリュウ)?」
「あぁ今から100年以上前の話さ」
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