1章 日常

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―双牙双竜― 『闇』という物の能力者、一度軍から逃げ、その後軍からの抹殺命令対象となった人物だ、しかし、これは軍が仕向けた陰謀であり、軍は彼を抹殺するために究極の覚醒兵『黒狼』と呼ばれる『無』の能力者を送り込んだが倒されたという事があり、その事件から2年後に軍は一度潰されて双竜を一とする8人の能力者が作ったのが国軍特別武装許可隊、通称『夜桜』だ。 「っとまぁこんなもんか」 「能力者ですか」 「そうなんだ、双竜達は『幻想卿』に入った唯一の人間なんだ」 「だから俺は伝説になるなと言ったのだ」 「それとどう関係が…」 「双竜は『いきなり』その場から消えたんだ、森の中でな、しかも事件が終わったあとにもう一度居なくなったんだ、それからは行方知らずさ」 「地味に怖い話ですね」 「だろ?」 「無駄話しないで行くぞ」 「りょ、了解です」 市街地 外れ 「やはり、救援は必要無いはずだな」 「どうしてですか」 アンチマテリアルを重そうに担いだ真が問いかける 「…貸せ…書状をよく見てみろ、やけに不自然じゃないか?」 真は銀二が指を指した場所をよく見てみる 「あれ?薄く付けられているはずの刻印が見当たりませんね」 「早く気付くべきだった…やられた」 「罠…ですか」 「これが悪戯だったら笑ってるよまったく、上も上で適当な仕事しやが……ってっ!!」 いきなりだった、足元には足場が無い…つまりアレだ…落ちるんだよな
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