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「ちくしょーーーーー」
まっ逆さまに落ちていく銀二
「西村中佐ーーー!」
叫ぶ真、真は咄嗟にロープを投げるが、それは意味を成さなかった
***「落ちる感覚はどうかしら?」
「最悪だばかやろーーーー!!つか誰だあんたはーーー!!」
落ちていく銀二にふと声が掛けられる、若い女性の声だ
紫「いきなりご挨拶ね、私の名前は八雲 紫(ヤクモ ユカリ)、貴方が望んだ世界へ連れて行ってあげるわ☆」
「それより何時までこの状態でいさせるつもりなんだーーー!!」
銀二が文句を言うのも当たり前だろう…まだ落ちているのだから
「あと少し待ちなさいな、折角説明してあげているのに…」
「説明だと?何のだ」
「幻想卿よ」
「What's?」
今何て言った?幻想卿?おいおい、冗談は程々にしてくれよ…
「もう一回言った方が良いかしら?幻想卿よ、幻 想 卿」
「は?」
「ようこそ幻想卿へ」
ドサッ
「痛ってぇ!!」
何か久々の土の感覚、腰が痛い、どうやら打ち付けられた様だ…
「何処だよココは…」
立ち上がって目に入ったのは…絶対に目に悪い赤い館
「目が痛くなりそうな屋敷だな………ん?人が居る」
見つけたのは一人の女性、チャイナ服っぽい服装だ
「中国人?」
……まぁ良い、ココは何処か聞いてみるか
「すいませーん」
へんじがない ただの ちゅうごくじん のようだ
違う違う、寝てるだけか
「おーいそこの中国人」
***「中国って呼ぶなー!!」
「うおっ!!」
飛び起きた、いやビックリしたわ、いきなりアッパーカットやってきたし
「あわわすみません、癖でつい…」
「癖でやるなよ、つい…って殺す気だったのかよ!!」
美鈴「本当にすみません!あっ私の名前は紅 美鈴(ホン メイリン)っていいます、えっと…何か御用で?」
「すまない、俺は西村 銀二だ……いきなり変な質問するけど…ココは何処?」
「あ~、貴方外来人ですね、ココは幻想卿って世界で、この館は紅魔館です」
「外来人?」
「外の世界から来た人達を外来人って言ってます」
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