2/2
前へ
/29ページ
次へ
レンタルビデオショップでの再開から半年が過ぎて。 季節は春になっていた。 連絡先を交換して以来、加藤君の都合に合わせて呼び出され、加藤君の顔色をうかがいながら楽しく会話をして。 加藤君と飲んで、食べて、遊び、寝て、これは世間的に見るとデートだ。恋人だ。 私が十年前から死ぬほど願っていた形になってきた。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加