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「う~ん…怖くない訳じゃないよ。お母さんも狼に気をつけなさいって言うし……でも怪我してるのにほって置けなくて…」
「そっか。ありがとう。」
「うん!」
ニコニコ笑っている、この娘の優しい心にふれただけなのに、傷の痛みも心の痛みも全部吹き飛んだ気がした。
「私の名前はあかずきん。よろしくね!」
「よろしく。」
僕らはたくさんたくさん話をした。あかずきんのお婆さんが病気で寝込んでいるからお見舞いに行く事も聞いた。
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