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あの後僕は耳を塞ぐみたいに走って家へ帰った
こんな時でも仕事があるが
正直集中出来ない…
でも…少し君を忘れられる
「所詮こんなものさ」
そっと呟き
仕事に戻る
何がこんなものなのか
自分でもわからなかった
家に帰ると何故かとても寒い
今夜は凪いでるな と思う
そして寝る直前に思った
あの…花の様な一瞬の時間は
どんなに後悔しても
咲き戻らない
僕の時間はまるで止まった様だな…と
さらに…
君の時間も止まってしまっているかもしれない
なんて考えた
僕らは止まった同じ時間にいる
「バカらしい…寝よ」
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