【第一章】

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辺りを見渡し、自陣と思われる場所を見つけた彼はゆっくりと歩みを進め始める。 その場所は簡単な作りのテントである。 その入口にかかる幕を押し上げながら彼は陣の中へと入る。 『遅いぞライカ。予定より三分送れだ。』 陣の中では10人ほどがテーブルを囲み、その中央で無表情で佇む男が、彼【ライカ】へと声をかける。
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