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「父さん、これからその魔神について調べようと思う。たまには本業の考古学者らしい事をしないとね」
「ノアも、手伝ってくれるね?」
「……お父さん、私…旅に出たいの…。ディスティーンを…助ける…旅に…」
「ノア…冷静になりなさい、お前がどうこうできる問題じゃないんだぞ。わかっているのか?」
「わかってる!そんな事…わかってるもん」
ノアと父は言い合いになった。だがノアの決意は硬い…
「…でも私…決めたの…ディスティーンを助けるって…」
「………ノアの気持ちはわからなくもない…だけど…ダメだ。お前を旅に出すわけには行かない…」
父は許可しなかった、ノアにどんな決意があろうとも…
「なぜっ!なぜなの、お父さん!」
「そんな危険なことをさせたら、父さん…死んだ母さんに申し訳がたたない…」
「!!!!、お父さんのわからず屋!」
そういい、ノアはたまらず家を飛び出した。ノアはディスティーンを助けたいのにと、厳しい旅になるのも決意はきめたのに、わかってくれない父親に苛立ちをおぼえた。
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