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「猫さーん!!おいでおいで~!!にゃーんっ!!にゃーごっ!!」
そんな下手くそな猫マネされても私は騙されないわ。
あなたどう見ても人間だし。
降りてったらあなた触るでしょ?
たった今、毛繕いしたばかりのこの真っ白ツヤツヤの私の自慢の毛並みを乱すでしょ?
絶対降りるもんか。
「猫さん猫さん」騒いでいる男の子を無視して、私は視線をプイと反らす。
私は知らない男にホイホイついて行くような軽い女じゃなくってよ。
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