二日目

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「朝からいろいろと立て込んでいまして時計を見るのを忘れてて……」 「やかましいっ!遅刻は遅刻だ!斬るっ」 あれほど念を押したのに遅刻してくるとは。この新人、いい度胸をしてやがる。 福田目掛けて刃をスレスレで振り回してやる。少し生命の危機を味わえ。 「ちょ!!!!あぶっ、サクラさんっ!俺を斬ったら……、うわっ!金斗雲が出動できなくなりますよ……って、ぬは!危ねえっ」 「遅刻魔が偉そうにしゃべるなっ!」 「ギャー!!痛いっ!」 刃の柄の部分で福田を殴り、多少気が済んだあたしは金斗雲に飛び乗る。 遊んでる暇はない。 今日も『標的』を斬るため走るのだ。
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