幼馴染の君

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「別に?関係ないか」 「よかったじゃん。馬鹿とかブスとか言って彼女いじめない様にね」 その状況を見ながら麻人の隣にいる彼女は 「ねー?麻人?これ、どう言う事?」 「後で言うから黙ってて」 「じゃあ、俺たち急いでるから」 私の言葉なんか耳に入らなかったのか彼女と話している麻人に腹が立った 「嘘つき……麻人の嘘つき!もう顔も見たくない!」 「ちょ、ちょっと凛?!」 私は逃げ出した、 2人を見ているだけでなんか苦しくて 紗江が呼ぶ声を無視して私は走った 俺たち…… その言葉に私が含まれてない現実 を知り鎖骨の辺りがキューッといたくなった 走って走って、走り続けた 少し走った所で体がグイッと引っ張られ、後ろに仰け反る 「え!?」 「待てよ!待てって」 後ろを振り返ると汗をかきながら必死に私を追いかけてきた麻人が居た
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