仲間

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『…はッ…ハァハァハァ…ンッ…。』 何とか朝霧さんの唇から逃げると、酸素を口いっぱいに吸い込む。勿論、手の甲を口に当てて、これ以上キスをされないように。 肩で息をしているのは私だけのようで。何となく朝霧さんを睨むと、 「…誘ってんのか…?」 と訳の分からないことを呟かれる。 朝霧さんの今の顔は、意地悪する時の顔だ。ということで、全力で首を横に振った。 「…クックック…、凛。 SILENTの仲間紹介するから、金曜日、Other roomに来い。」 朝霧さんは笑いながらそう伝えると、私の前髪を掻き分けてキスを落として寝室から出ようとする。 『…寝ないんですか…?』 とっさにシャツを掴む。
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