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「…もう自分を追い詰めるんじゃねぇ。」
『…朝霧さッ…ンッ…ふ…。』
呟かれた言葉の意味は分かっていた。家族が死んだのも、お祖母ちゃんが死んだのも、自分のせいじゃないって。
いつの間にか唇にキスが集中していて、息が保たない。
酸素を求めて口を開くと、朝霧さんはそれを見計らって舌を入れ込んでくる。
『…ンッ…ッッ……ふァ…。』
私の逃げようとする舌を朝霧さんはいとも簡単に絡めとり、愛撫する。
…もぉッ、…無理だ…よ。
胸をドンドン叩いて、何も考えられない頭を必死に動かした。
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