仲間

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「蘭。あっちは駄目。」 笑顔で諭す和さん。 「いーや! 女同士で話したいの。」 意外にも、蘭さんも譲らない。 「だったら、ジンを付かせろ。」 ジンって誰だろう。仲間の人かな。 「ジンと一緒なんて余計嫌よ。 もう、いいわ。」 朝霧さんの言葉に顔を歪めた蘭さんは、元に戻るとストンとソファに座る。 『‥朱理ちゃんも座ろっか。』 入り口付近で立ち尽くした私は、朱理ちゃんに声を掛けた。
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