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「あいつ、帰りました?」
「あぁ、多分。」
あいつって、さっきの失礼な女性のことだろうか。
って、それより……なんだ、この美少年は。
マスターに負けないぐらいの容姿だ。ただ、まだ若そうだから全体的に幼い印象を与えている。
「…マスター、その子誰ですか?」
「由樹(ゆき)には関係な…、
はぁ。由樹、悪いけどこいつの怪我、見てやって。
俺、今から忙しくなるから。」
マスターは何かを諦めたかのように、私に行け、と背中を押した。
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