二章

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「組長、稽古のお時間です、 起きてください」 「んー…やだ」 「………」 毎朝こう、組長本人も言っていたけど、 本当に朝に弱いみたい。 「近藤さんにいいつけますよ?」 「…!もっとやだ」 「早く起きてください、 お茶、つめたくなっちゃいますよ」 私がそう言うともごもごと 布団から出始める組長。 「もー…、しょうがないな」 なんて言う組長にお茶を手渡すと少しづつ飲みはじめる そしてその間に胴着をだして 布団を畳んでしまう 「じゃあ、着替えるから、」 組長に空になった湯飲みを渡され部屋を出る、 .
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