三章

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次の瞬間私は気付いたら 組長に駆け寄っていた。 ずっと寝ていたのに 急に起きたからか 体がふらついたけど、 組長の背中にむかって言った 「私…言いません…」 「……」 「でも、本当に危険だと 感じたら私…組長が おじいさんになっても、 ずっと看病します、いいですね?」 「………」 「…命を、捨てないで…」 最後は聞こえたかわからない、 本当に消えそうな声で言ったから でも、 「ありがとう」 そう帰ってきたから きっと届いただろう。 .
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