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次の瞬間私は気付いたら
組長に駆け寄っていた。
ずっと寝ていたのに
急に起きたからか
体がふらついたけど、
組長の背中にむかって言った
「私…言いません…」
「……」
「でも、本当に危険だと
感じたら私…組長が
おじいさんになっても、
ずっと看病します、いいですね?」
「………」
「…命を、捨てないで…」
最後は聞こえたかわからない、
本当に消えそうな声で言ったから
でも、
「ありがとう」
そう帰ってきたから
きっと届いただろう。
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