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悪いのは僕だった。忙しくて仕事を理由にすれ違う時間が多過ぎたから、だから会えなかった季節に山ちゃんは他の人を愛しただけだったんだ。
「裕翔…」
「いいの、僕気にしてないからね」
これ以上自分だけを責めないで欲しい
、僕のせいでもあったんだ、山ちゃんはただ幸せなあの頃のように笑っていてくれたらそれでいいのに
「ごめ、ん…」
「も…っいいから、」
言葉にしても伝わらない想いを、僕は腕を伸ばしてやさしく山ちゃんを抱いた。これで、伝わればいいのにと。きっと僕たちはお互いに傷ついてぎこちなくなっていった。でもねこれっきりにするには今もある愛が邪魔をするだなって
「山ちゃん、巡り逢えた日にもどろ?」
「…裕翔?」
「もう一度最初から」
そういって山ちゃんに微笑んだ。だって僕はどんな過ちも許せるくらいに愛しているから。僕は愛してあげること以外何もできない。だから変わらないままそばにいる。
「だからね、山ちゃん泣かなくていいよ」
君がフード被って顔を見せずに涙流してたことを知っているよ
*僕のせい
(山ちゃん!みてこれぇ!)
(またぁ?パーカー付きのが好きだっていってんじゃーん)
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