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「…え?」
「ごめん」
一瞬、自分の耳を疑った。でもそれは本当なんだと涼介の真剣な目が訴えていた
“俺、知念のこと…好きになっちゃった”
涼介は嘘をつけない人だと知っている。他にも知ってるよ、ちぃよりも知ってるのに、なのにどうして僕じゃだめだったのかわからない
「あ…あ、そっか。うん、わかった、幸せになってね」
でまかせな言葉は気持ちとは裏腹で。泣きたいくらいに嫌だと心は叫んでいた。永遠を誓ったのはつい最近のことじゃないか、愛してるっていってくれたじゃないか
言いたいことを言えずにいた僕を、切ない表情で見る涼介。
「本当にごめん」
「…っあれだよね。伝わらないから、歯食いしばって」
「へ?」
バキッとそこまで酷くないけど、確かに痛い音がした。そりゃそうだよ、だって僕が殴ったんだもん。
「…さよ、なら。山ちゃん」
*世界で1番嫌いで好きな君
(裕翔…あれは)
(やだな大ちゃん、見てたの?)
END
まさかの有岡さま←
見てらっしゃったのですね
ネタ切れです。リクエストください
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