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雲一つない青空。
朝からお母さんに怒鳴られて機嫌の悪かった私の心はどんどん和らいでくる。
「あ、飛行機雲…」
真っ青な空にフワフワした白い線が一本。
それと白い鳥が飛んでいる。
あー私も鳥になりた―…
ゴンッ―
「いったぁーい…」
痛い!
絶対たんこぶできるよ!
乙女の顔にたんこぶなんて…
なんでこんな所に電柱なんかあるのよ!!
「おいっ!なんだよさっきの音ッ―…って…大丈夫か?」
数歩前を歩いていた奏太が音に気づいて駆け寄ってくる。
てか、置いてかないでよ!!
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