恋の始め方

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『向こうに美優のアドレス送っといたから そのうちメールくるよ!』 そのうち…?! そのうちっていつだよッ!! そうツッコミを入れたくなったけれど 会話を続けてデートの時間を削ってしまう事に申し訳なさを感じていた私。 「ありがと~!じゃあ私は帰宅します。」 そそくさとその場を去った。 その日はバイトが入っていて、向かっている時も、 仕事中も、 バイトから帰る時も、 ずっとメールを待っていた。 けれどメールは送られてこなくて、 やっぱりカメコちゃんとの方が…と暗くなりはじめた時 最初のメールを受信した。 そして 私は きみの顔に恋をした――――。
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