プロローグ

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『貴方は貴方らしく、幸せな日々を過ごしてね。私の事は忘れてね』 そんな君の言葉を恨んだ日もあった。 君を忘れる事なんて出来ないと、俺は信じていたんだ。 俺は今、君を幸せな気持ちにさせる事が出来ているのだろうか? 一緒に過ごした日々を、君は覚えているのだろうか? ……もう、君の声が聞こえなくなってしまったよ。 其処で君は、あの頃のように輝き続けていているのだろうか? 見上げた空は、そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、何処までも青く澄み渡っていた。
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