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合コン会場の居酒屋を出て暫く歩いた俺は、路地裏に入り立ち止まった。上着のポケットに手を入れ煙草を取り出し火を着け深く吸う。
(……さて、どこに行こうか。取り敢えず店を出たのはいいが、これから先を考えていなかったぞ)
今更ながらそんな事を考えて煙を吐き出していたら、後ろから近付いて来る足音が聞こえた。
「すみません、お待たせしました」
走って来たのだろう彼女の顔は、うっすらと汗がにじんでいた。
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