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繰り返される学校、バイト、学校、バイト。
週6で働いている私に友達と遊んでいる暇はない。
バイト先に来るのも、近くのコミュニティセンター帰りのお年寄りばかり。
ズボラな性格は誰に似たのだろう?
六畳の部屋には散らかったままのビール瓶、脱ぎ散らかした服、読み終えた漫画。
暖かくなったフローリングには大きくなりすぎた猫がずっしりと重みを持って横たわっていた。
こんな部屋だが寂しいサラリーマンなどではない。
大学3年にギリギリ進級が決まった橋本柚季は手持ち無沙汰から煙草に火をつけた。
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