てんかとーいつ！

とりっぷ一人目

　
｢ともかく帰り方もわかんないし、ちょっとは未来の異世界でも楽しんで行けば？｣

あー肩凝ったなぁ。難しい話はするものじゃないよ、バカなんだからさ。

｢…ゆうひちゃん、俺様と接吻する気は｣
｢あるわけないだろ｣

｢でもさっきは許してくれたじゃん！｣

｢あれはアレだよ！事故だしわざとじゃないし向こうの私の話だし！それに接吻して帰っちゃったらつまんないし寂しいし、もし帰れなかったとしてもかなり気まずいでしょ！何より！私はまだしたことないからダメ！｣

｢…ゆうひちゃんでも女の子らしいこと思うんだね…｣

｢よし佐助、くたばるか｣

｢勘弁して！｣

ともかく、ちょっとの間いい玩具が出来たかなって思ったのは、私だけの秘密。