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裕翔Side
「裕翔ー」
放課後、涼介と帰ろうとしたらクラスメートに呼び止められた。
「何…??」
「あの子がお前に用があるってよ」
クラスメートが指さす方を見れば見たこともない女の子。
同じ学年の子…かな?
何の用だろう??
「分かった。涼介先帰ってて」
僕は涼介に一言そう言うと、
その子のところに行った。
「あの…僕に何か用??」
女子とあまり話さない僕は内心ドキドキしてた。
何とか平静を装えたけど…。
「…ちょっと来てください」
そう言うとその子は早足で歩き出した。
えっと思ったけど、声をかける暇もなかったので
急いで僕はその子についていった。
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