始まりは突然と

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「皆、おっはよ~!」 「「「おはよー!」」」 私の名前は倉木 由美 14歳の中学二年生。 いつもと同じクラスに 入りクラスメイトに挨拶をする。 クラスメイトもちゃんと私の 挨拶に返してくれる。 それに満足した 私は自分の席に座る その時、私の机の前に 座る少女がこっちに 体を向けた。 「由美、おはよー! 朝からテンション高いねぇ。」 この子は私の親友の '南 恵子'幼稚園の頃からの 付き合いだ。 「恵子だって、テンション高いじゃん!」 恵子は'まぁね!'と 言って笑うので 私も可笑しくて笑う。 本当、恵子が居て よかったと思う。 「よう、倉木に南。 おはー!」 そんな私達の 前に現れて 挨拶してきたのは 私の隣の席の 山中 隼人だ。 「あ、山中じゃん。 おはー。」 「山中、おはよー。」 「おいおい、お前ら 俺への態度可笑しくねぇか?」 「いや、普通だよ?」 「「ね~!」」 私達はいつもこうやって 山中をからかうのが日課だ。 山中も'なんだよー'と 言うがでも、楽しそうだ。 「そういえばお前ら こんな噂知らねぇ?」 「「何々?」」 あの時、山中に 噂の内容を聞かなければ こんな悲劇は 起きなかったのかな? それを知るのは まだ、先の事…。
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