0人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
~好幸サイド~
「改めまして、三浦夏実よ。歳は25で担当科目は化学よ。因みに卓球部の顧問もしてるわ。宜しく。何か質問ある人いるかしら?」
「はい!なっちゃん先生!」
「はい君!それと、その呼び方やめて。」
因みに質問したのは充だ。冷静に切り返されてる所、惨めだ…
「うっ!すいません。先生は恋人いるんですか!?」
充が質問すると、他の男子もウンウンと頷く。
入学早々変な所で一致団結とは、ある意味凄いな…
「いないわ。恋愛なんて興味もないもの。他には?…無い様ね。では、皆の自己紹介に入るわ。内容は各人自由で良いわよ。…じゃあ新井君から順に。」
そんなこんなで俺の番。
「黒崎好幸です!好きなスポーツは陸上と卓球。趣味はランニングです。部活は卓球部に入るつもりです!皆さん仲良くして下さい!」
とまぁ無難に挨拶した。
我ながら外面の良さには吐き気が出る。
だが、どの環境でもそこで生きていくには、順応性は大事になってくる。
順応してく第一歩は周りに溶け込む事=第一印象は大事なのだ。
そう。だからこそ何も変わらないんだ。周りに合わせてつまらない学校生活を送るだけなんだから…
最初のコメントを投稿しよう!