#03 一人の少女

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十月十九日 AM 7:50 第1世界 ミッドチルダ 首都クラナガン 地上本部 第三会議室。 世界を震撼させた、時空管理局本局襲撃事件から二日 事件の捜査や調査を中止されるなど、腑に落ちない点が多く 不審に思う局員も少なくない状況だ。 そして、ここに呼ばれた局員たちも、その一人である。 はやて「……本局の復旧具合は順調みたいやけど、どぉも納得出来へんな」 フェイト「それで、私たちを呼んだって訳だね」 会議室のほとんどを占領するであろう、大きな丸テーブルを囲うように、椅子に座る少女 フェイト・テスタロッサ・ハラオウン 金色の長い髪に、執務官の制服を着る。 なのは、はやてとは小学三年生の頃からの幼馴染みだ。 はやて「そや、もちろん今回の事件は捜査拒否が出されたから、会議室借りるのに苦労したんよ」 フェイト「……大丈夫なの?」 リインフォースⅡ「今回は、小規模捜査組織の立ち上げ検討という名目で、会議室を借りることになりました」
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