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二度とビー君のお家にはいけない‥
情けなくて、
まず顔向けできない。
それでも、
「初めてで、疲れていたんだろうし、また遊びにおいで。」
と言ってもらえた。
ビー君も
「しょうがないよ。あんまり無理して飲んじゃダメだよ!」
そこがまで気にした様子はなかったが、逆に気にしてしまって、一週間は自己嫌悪の最低な気持ちで過ごした。
ちょうどその頃、
自営業をしている実家の
経済状態が悪化して
借金の返済におわれていた。
以前から借金はあったのだが、下の弟はまだ高校生だし
上の姉は短時間のバイトで暮らしていたから、
親にかける負担は大きかったのだ。
これは・・・働かなくては。
でも短期間で
稼げるバイトなんて‥
スナックもたかが知れている。
そんな時
アイから連絡があった。
「広島に出稼ぎにいくんだけど、金になるよ?一緒にいく?」
内容はキャバクラだった。
でも家のタメに、
少しでもお金を入れてあげたかったので、すぐに話に乗った。
だが問題はビー君‥
彼が「はい、どうぞ」なんて言うはずはない。
もやもやしている時に
ビー君から一本の電話がはいる。
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