交 際

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すぐに、 アイが向かった先は、 男の人の家だった。 「??」 不思議に思いながら、 こそっとアイに「だれ?」と聞いた。 アイは 「彼氏には内緒にしててよー?」 といって話だした。 この人は、いわゆるキープ君らしい。 以前からアイを好きで、 よくプレゼントも買ってくれる、アイの金ヅルらしい。 アイに貢ぐために、 今はホストをしていて、 アイも今回は、 この人に会うためにきたんだという。 その後二人の世界って感じで入る隙間もなく、 アイが「じゃあ街にでてみようか?」と言うまで一人テレビをみていた。 アイはなんだか矛盾だらけで、以外な一面にとまどいを感じた。 アイの彼氏は、ビー君の親友でもあるし、浮気みたいなことはあまりしてほしくなかった。 むしろ、その状況を黙認しているだけで私はアイの共犯者ではないか。 彼氏もこの男の人もどちらも『つかえる』から好き、というのがアイの気持ちだった。 だが出稼ぎに来たのは彼氏と結婚するための費用にしたいから‥となんだかよくわからない。 アイの彼氏にこの男のことは秘密で、この男にもアイの彼氏のことは秘密‥と頭からややこしい広島生活となった。
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