結 婚

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ふわふわ・・・ なんともしれない気持ちだ。 八方塞がりだった不安から 救いの手が延びて、 それが好意を寄せている人だったとき、 人は、 『運命』という言葉を疑わない。 現金なヤツだと自分でも思う。 何よりも絶対愛を求め、 ことごとく壁にぶつかって 手に入らなかったもの。 ‥それに一歩近づいている期待かそれとも、ただ一時の感情なのか。 あすから仕事に復帰する予定のビー君だったので、 まっすぐ彼の家に向かい、 彼の仕事が休みの時にわたしの自宅へ送ってもらうということで、それまでは、彼の家にお世話になることにした。 ビー君はご両親とおばぁちゃんと暮らしていて、隣町に嫁いだお義姉さんと二人兄弟だ。 ビー君が今回のことを、 どういう風に説明しているかはわからなかったが、 ご両親はやさしく迎えてくれた。 初対面でのことも 「気にすることじゃない。」 と全く問題ないといってくれた。 彼自身は、 中距離のトラック運転手だが、ご両親は農業をしていている。 だからお義父さんは 気難しい人かな?と思ったが、いつもニコニコしていてお酒好き。やさしい人だ。 お義母さんは、 何だかいつもちょこちょこと 動きまわっていて、 おしゃべりが好きといった感じ。 なんにせよ、 暖かく迎えられて、うれしかった。
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