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こうして事務所を立ち上げることになった。
お兄ちゃんたちは最初、何を言っているんだと言われたけれど、グレイが報酬の話をしたらOKしてくれた。
・・・恥ずかしいなぁもう。
~開所初日~
ー学校ー
「事務所?」
「そうなんだよー。ナギも相談したいことがあったら来てね」
「学校で直接相談するよ…」
「じゃあ遊びに来てー」
「わかった。どんな感じか見てみたい」
「グレイのことも紹介するね!」
そうそう、僕の家のどこに事務所をつくったかというと、物置同然だった部屋をキレイにして使うことになったとさ。
「おかえりなさい、智亜くん」
「ただいまーグレイ!紹介するよ、僕の幼なじみで親友のナギ」
「よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします♪」
「ねぇ智亜、俺にできることある?掃除とか」
「ナギにそんな雑用させられないよ!」
「でももう少し片付けた方が…」
「…むぅ…じゃあ僕はここらへん片付けるから、ナギは向こうお願いしてもいい?ほらグレイも!」
「わかりました」
そして片付けること1時間。物は片付いたし、カーペットとかも替えてリフォーム完了!
「片付いたね」
「あの物置だった部屋とは思えない!」
「あれはヒドかったですからねー」
「…………否定できません、ごもっともです…」
「じゃあ俺、そろそろ帰るよ」
「え!?もう帰っちゃうの!?手伝ってくれたお礼に夕食食べていけばいいのに」
「ありがとう。でもそろそろ帰らないと姉さんが心配する」
「そっか。本当ありがとうナギ!今度漬け物の詰め合わせ持ってくよ」
「……本当?//…じゃあまた明日、学校で」
「うん!おやすみー」
「ナギくん、いい子ですね。手伝いだけして帰っていきましたよ」
「本当に自慢の親友です!」
「明日から忙しいですよ」
「うん!今日はカツ丼がいいな!」
「じゃあ俺もそのカツ丼というもので」
乃亜、今夜は曇りだから星は見えないみたいです。
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