episode0.5

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こうして事務所を立ち上げることになった。 お兄ちゃんたちは最初、何を言っているんだと言われたけれど、グレイが報酬の話をしたらOKしてくれた。 ・・・恥ずかしいなぁもう。 ~開所初日~ ー学校ー 「事務所?」 「そうなんだよー。ナギも相談したいことがあったら来てね」 「学校で直接相談するよ…」 「じゃあ遊びに来てー」 「わかった。どんな感じか見てみたい」 「グレイのことも紹介するね!」 そうそう、僕の家のどこに事務所をつくったかというと、物置同然だった部屋をキレイにして使うことになったとさ。 「おかえりなさい、智亜くん」 「ただいまーグレイ!紹介するよ、僕の幼なじみで親友のナギ」 「よろしくお願いします」 「こちらこそよろしくお願いします♪」 「ねぇ智亜、俺にできることある?掃除とか」 「ナギにそんな雑用させられないよ!」 「でももう少し片付けた方が…」 「…むぅ…じゃあ僕はここらへん片付けるから、ナギは向こうお願いしてもいい?ほらグレイも!」 「わかりました」 そして片付けること1時間。物は片付いたし、カーペットとかも替えてリフォーム完了! 「片付いたね」 「あの物置だった部屋とは思えない!」 「あれはヒドかったですからねー」 「…………否定できません、ごもっともです…」 「じゃあ俺、そろそろ帰るよ」 「え!?もう帰っちゃうの!?手伝ってくれたお礼に夕食食べていけばいいのに」 「ありがとう。でもそろそろ帰らないと姉さんが心配する」 「そっか。本当ありがとうナギ!今度漬け物の詰め合わせ持ってくよ」 「……本当?//…じゃあまた明日、学校で」 「うん!おやすみー」 「ナギくん、いい子ですね。手伝いだけして帰っていきましたよ」 「本当に自慢の親友です!」 「明日から忙しいですよ」 「うん!今日はカツ丼がいいな!」 「じゃあ俺もそのカツ丼というもので」 乃亜、今夜は曇りだから星は見えないみたいです。 *
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