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煙がいきなり…!!
「…あなたのために奏でます、忘れることのない一曲を。それが魔界フューネラルのあなたに捧げるプレゼント──」
……キマった!とでもいうように煙の中から現れたのは、…1人の青年でした。
「ど、どちら様で…!?」
てかなに?色々なに!?
「はじめまして、俺は魔界から来ました──グレイと申します。よろしくお願いしますね」
…と、とても爽やかな笑顔のイケメンさんは……魔界から来た!?
「あら、信じてませんねー。普通の人間が煙出して出てこないでしょ?」
……いやあるかもしれないよ!?かやくバーンってやって奥からドーンって出てきたりとか…。
ていうか、
「目のまわりに刺青(イレズミ)?」
「あ、これですか?これは刺青じゃないんですよ。ほら、見てください。このペンダントに刻まれているものと同じ模様が目のまわりにあるでしょ?これは俺しかもってない、俺だけの模様とペンダントです」
なんか、かっこいい…!!
「ところで、あなたのお名前は?」
「え?あ、水無月 智亜です…」
「智亜くんですね。これからよろしくお願いします」
……これから?
「これからって…?」
「今日から俺たちは──パートナーです」
へ…?
「まぁ、某ネコ型ロボットとメガネの草食系男子に似たような感じですねー」
感じですねーって…
「じゃあうちで暮らすって事すか…!?」
「そうなりますね!」
・・・・うそーん。
「マジすか…」
「マジですねーはい」
…何か、訳の分からんことになりました。
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