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俺達はさっきの公園に戻った。
チビすけ…じゃなかった。
桃は美味しそうに
タコ焼きを食べている。
「旨いか?」
「おいひい!!」
口いっぱいにタコ焼きを
詰め込んでそう言う桃を
見ていると、何故か安心した。
でも…
「…これ食ったら帰れよ」
「なんで?」
「俺は一人になりたくてここに
居たんだ。」
「なんで一人になりたいの?
一人は寂しいよ。悲しいよ。
お兄ちゃんは、それでも一人で
居たいの?」
驚いた。
こんな小さな子供がそんなことを言うなんて思ってもみなかった。
、
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