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「…良いんだよ、俺は。
もうすでに俺は一人ぼっちだ。」
「どうして?」
桃は純粋な目で俺に尋ねる。
「…色々あんだよ。」
「ふーん。」
そんな目の桃に自分のことを
話すのは申し訳なく思い、話すのをやめた。
「あー美味しかった♪
お兄ちゃん、ありがとう。」
タコ焼きを食べ終わった桃は
満面の笑みを俺に向けた。
「べつに、これくらい…」
桃の笑顔に思わず照れてしまって俺は桃から視線を外した。
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