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「あぁぁぁぁ!!」
急に桃が何かを思い出したかのように声を上げ、立ち上がった。
「桃ちゃん、お母さんに呼ばれてるんだった!!」
「何やってんだよ。早く行け。」
「うん!!」
元気良く返事をすると、桃は
駆け出した。
…が、10メートルくらい行った
所で立ち止まり、振り返った。
「お兄ちゃん!!また明日!!」
大声で言い、勢いよく手を振る桃。
そんな桃に俺は仕方なく
手を振り返した。
…仕方なくだ。
、
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