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「おにーちゃんっ!!」
「!?」
突然視界が暗くなり、そう
呼ばれた。
バッと身を起こし、その正体を
確認した。
「な…」
小さい女の子が俺を見ている。
「お兄ちゃん、ここで何してんの?桃ちゃんと一緒に遊ぼうよ!」
「うっせぇよ。
あっち行けクソガキ。」
当然ながら、こんなガキに
相手なんかするわけない。
「桃ちゃん、クソガキなんかじゃ
ないよ。桃ちゃんの名前はね、
“桃”っていうんだよ。
お兄ちゃんの名前はぁ?」
「誰が教えるか、チビすけ」
「だからぁ!桃ちゃんの名前は
チビすけじゃないよ!!」
「うっせぇんだよ!!
お前なんかチビすけで十分だ!!」
「ひどぉい!!」
なんだよ、このチビすけ。
なんでこんなに
言ってくるんだよぉ!!
、
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