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割れると同時に入ってきた青年。
俺に銃を向けている。
「ーーーーーーーーーーーーーー。」
フランス語で何かを言っているが俺にはわからなかった。
「……翡翠から手を離せ。」
青年は俺がフランス語をわからないと、理解すると分かる日本語で話してくれた。
「お前は誰だ。」
「聞こえなかったか??翡翠から手を離せ。」
「嫌だね。」
「死にたいのか?」
「………。」
俺は何も言えなかった。
青年が持っているのはデザートイーグル。
いわば、あの距離から撃たれれば一たまりもない。
パンッ
乾いた銃口が部屋に響いた。
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