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私は、暗い家路を歩いていた
鞄からマフラーを取り出し首に巻く
口を少し開くと白い息が漂う
外は寒く、歩いていた足が自然に早くなる
「・・・ただいま。」
家に帰り着いて私は玄関を開けて言った
玄関で靴を脱いでリビングのドアの隙間から家族の姿を見る。
「お姉ちゃん、遅いね・・・」
リビングにあるソファーに座っている中3の妹の美香(ミカ)が言う
「そうね、美香は優しいわね。」
テーブルに座って美香にニコッと笑うお母さん
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