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シゲがお粥とお昼ご飯を作り始めた頃、再びチャイムが鳴った。
チャイムって言ってもロビーのやから、外からのお客さんってことやねん
「あ、智くんだ!」
ひとんちのモニターを勝手に操作し玄関までスキップしそうなくらいるんるん駆けて行ったテゴ。
「げっ祐也‥」
ぴぃが開けるより早くテゴがガチャリとドアを開け智くーんって叫びタックルになりそうな勢いで飛び付いた。
「山下くん来るの忘れてたねぇ」
「ほんまや(笑)」
ぴぃのことを完全に忘れてた。
「ひどいなあ~全く。あ、シゲもいるじゃん。今日はふたりともオフなの?」
「こんにちは。朝一で撮影行ってきたんです」
「俺はオーフ!」
苦笑しながら『子ども風邪薬』を袋から取り出した。
「ありがとう!」
「いちご味のシロップで良かった?俺よくわかんなくてさ」
「それちっちゃい時風邪引くと母さんが飲ませてたやつ」
「なら良かった」
シゲが作った焼きそばを食べて3人は帰って行った。嵐が去った感じ(笑)忠くんも嵐みたいにごっつうるさいねんけど(笑)
せっかく早退できたんやしゆっくりDVDでも見ようと風雅の横に寝転んだ。
「愛華、ケータイ鳴ってる」
マナーモードにしてあったから全然気づかなかったわ、なんて言いながら愛音からケータイを受け取り通話ボタンを押し耳にあてた。
「章大やけど、時間変更なってな雑誌の撮影もう終わってん!嬉しいやろ?たっちょん今から帰るからな待っとき」
電話は忠くんと同じエイトのメンバーのヤスくんやった
「わざわざ電話ありがとう!でも何でヤスくんなん?」
「電話より支度したいねんけど電話もしたいねんて、たっちょん(笑)」
「んふ、忠くんどんだけ急いでんねん」
ヤスくんからの電話に想像できるわ~なんて笑ってたら亮ちゃん(鬼ver.)の声が聴こえてきた
「大倉はよせーや!章ちゃんに電話させといて何ノロノロしとんねん!」
「俺今マッハや!」
「うっさいねんぼけぇ!はよ帰りぃや」
「亮、それくらいにしとき。大倉可哀想やで」
「やって…」
「そんなに急がんでもええって言っといて。あと安全運転でって!」
「りょうかいしました!ほなね」
楽屋のみんなの様子が想像できてひとりで笑っていたら愛音に変な目で見られた。ひどい
「ヤスくんからでな、忠くんもう帰ってくるって」
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