◆ ママと過ごした毎日

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中学1年、年が明けて数週間。やっと新しい年に慣れてきた頃 いつものようにママ(響子35歳)と愛音と3人でテーブルを囲みママが作った唐揚げを食べていた。 「あのねぇママ再婚しようと思うんだけど‥どう思う?」 「相手による(即答)」 愛音は真顔で答えていた。関西とは縁の無い土地で生まれ育ったママが最近ほんの少しだけれど、なまっているように感じていたから驚きはしなく、むしろやっぱりくらいにしか思わなかった。 「ね!どんなひと?」 「関西のひと?」 えっなんて大袈裟にママは驚いてなんでわかるのー?って(笑)関西人だとわかる極めつけだったママの「なんでやねん!」の話をしたらケラケラ笑っていた。 「会ってみたい」 愛音の一言にうんうんと頷いてみた。ママはうーんと考えるようなポーズをしている。 「仕事忙しいひとでね、今はとびきり忙しいみたいだから‥。それにね、再婚するにはいろいろと準備が必要でしょ?その準備ができてから会うじゃ駄目かな‥?」 騙されてるんじゃないかって心配になったけど、今までシングルマザーとして育ててくれたママが信じてるひとだから信じようって思えた。 でも全く知らないままでいるのは‥ってことで顔を知らない再婚相手とメールをすることになった愛華と愛音。 _
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