161人が本棚に入れています
本棚に追加
「愛音、職員室行こ」
「おん」
失礼しまーす。と言って入った職員室。担任の山下先生(27歳独身)を見つけた。
「‥あ、ぴぃ!さっきケータイ鳴ってけーちゃん先生に怒られてん!」
さっきまでの出来事を話していたら再び鳴り出すアタシのケータイ。
「わ、また鳴ってるじゃん。早く出なよ」
「‥忠くん?」
「んもうっなにが、‥忠くん?やねん!!!愛音にかけたら繋がらんし愛華は出ぇへんし!あー!あー‥」
「なんでそんなぴりぴりしてるん?ほら、ぴぃ笑ってるやん」
「ははっ、大倉だ‥(笑)」
よっぽど忠くんの声が大きかったのかぴぃが笑い出した。
電話の向こうからもヒナちゃんの、たつピリピリすんなやって声が聞こえくすりと笑ってしまう
「ぴぃ笑わんといて、聞こえにくくなる。‥で?」
「あんなぁ、風雅(ふうが)保育園で熱出してん!さっきマッスーから電話あったんやけど俺今から本番やし、できるだけはよ帰るけどな迎え‥」
「ちょお待って、ぴぃに替わるわ」
咄嗟にぴぃにケータイ渡すアタシ。落としそうになりながら受けとるぴぃ。
「えっ、あっ、大倉?オレオレ~。マジで?了解、ふたりとも早退ね、じゃ」
弟の風雅が保育園で熱を出したから愛音と早退をして迎えに行くことになった。早退いぇい
_
最初のコメントを投稿しよう!