◇ ドタバタホワイトデー

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「嫌や、侯くーん」 ふんっ酔っぱらいめ! こういう時の逃げ場は侯くんって決まってんねん 「俺を巻き込むなや」 「酔っぱらい嫌やもん」 侯くんとすばるくんの間にぴったり、と言うか無理矢理収まってみたアタシ。 「おっちゃんと楽しい話でもしよかぁー」 「愛華はたっちょんとお話すんねん!」 「忠くんしぃー!」 「たっちょんいぃー!」 「次はちゃんと侯くんち泊まるな~」 「お前この前大変やったんやぞ。大倉から何回電話かかってきたことか」 「大丈夫。内緒で行くし」 「それはあかん!たっちょん許さへんで!外泊は保護者の許可が必要です!な、山ぴぃ」 「うん、まあ‥」 「忠くんうるさい!」 「忠くんかっこいい!って?知っとるがな~」 どこまでも面倒くさいマイファザー そんな騒がしい中、携帯をいじっていた愛音が立ち上がるとどこかへ行ってしまった。 少しして戻って来た愛音の後ろには いつも部屋着として着ているサッカーのユニフォームTシャツを着ているテゴ。 「お邪魔しまぁーす!みなさんおそろいで宴会か何かですか!?」 うるさいのがまた増えました。 「あ!愛華これあげるー。バレンタインのお返しよーん!」 さっきの訂正します(笑) 「ありがとう!」 テゴから受け取った袋を早速開けてみることに。 この際どこに座るのも良くなって忠くんの隣に座る。 _
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